◆婦人科での保険適用
子宮体癌(術後化学療法、転移・再発時化学療法)
◆減量基準
患者の状況によりDXRを15 mg/m2ずつ減量する。
◆Emetic risk:high
◆投与周期と回数
28日毎、8 cycle。DXRの総投与量が多くなるため、8 cycle目はCDDP単剤を投与する。Hydrationやマグネシウム補充などが必要である。
◆投与方法
Rp | 抗がん剤 | 投与量 | 投与時間 | 投与日 |
1 | DXR | 60 mg/m2 | 30 min | Day 1 |
2 | CDDP | 50 mg/m2 | 1 h | Day 1 |
拙著『婦人科がんの分子病理学と治療レジメン』もご参照ください。
子宮体がんに使う薬物療法レジメン
- EMA/CO療法レジメンMTX 療法等の効果がない場合等に用いられる
- GD(GEM + DTX)療法レジメン保険適用はないが、肉腫に使用される。
- IAP(IFM + DXR + CDDP)療法レジメン肉腫に使用されるレジメン
- AP(DXR + CDDP) 療法レジメン子宮体癌に使用されるレジメン
- DP(DTX + CDDP)療法レジメン卵巣癌、子宮体癌に使用されるレジメン
- TP(PTX + CDDP)+ Bev 療法レジメン様々な婦人科腫瘍に使用されるレジメン