LEN + PEM は進行・再発子宮体癌に効果がある

Lenvatinib は multi-kinase inhibitor である。Pembrolizumab は免疫チェックポイント阻害薬(抗 PD-1 抗体)である。

Study 309-KEYNOTE-775 (2022年)は、プラチナ製剤を含む前治療歴のある進行・再発子宮体癌に対する Lenvatinib + Pembrolizumab と、化学療法(PTX 単剤または DXR 単剤)を比較した第3相臨床試験である。それによれば、ミスマッチ修復機構の破綻の有無に関わらず前者の方が OS も PFS も長かった。

優越性試験、非劣性試験、同等性試験の読み方は、拙著『婦人科がんの分子病理学と治療レジメン』で図解して説明しています。