Olaparib は PARP inhibitor である。Cediranib は VEGFR 阻害薬である。いずれも経口薬である。
NRG-GY004 は、最終のプラチナ製剤投与後6ヶ月以上経過して再発した卵巣癌を対象とした第3相臨床試験である。化学療法(TC 療法、GC 療法、PLD-C 療法)群と、Olaparib 群あるいは Olaparib+Cediranib 群を比較している。
その結果、Olaparib 群も Olaparib+Cediranib 群もいずれも化学療法群と PFS に有意差はなかった。
BRCA germline mutation がある場合、Olaparib+Cediranib 群は化学療法群よりも有意に PFS が長かった。Olaparib 群は化学療法群と有意差がなかった。
BRCA germline mutation がない場合、Olaparib+Cediranib 群は化学療法群と PFS に有意差はなかった。Olaparib 群より化学療法群の方が有意に PFS が長かった。