PARP inhibitor は卵巣癌の OS を延長しないかもしれない

Cochrane review によれば、卵巣癌化学療法後の PARP inhibitor による維持療法は、OS を延長しない可能性がある。しかし PFS は延長する。

以上に加え、以下の可能性もある。

  • 化学療法に PAPR inhibitor を併用しても卵巣癌の PFS を延長しない。
  • プラチナ製剤感受性再発卵巣癌に対する治療では、化学療法と PARP inhibitor で OS に有意差はない。
  • プラチナ製剤抵抗性再発卵巣癌に対する PARP inihibitor の効果は meta-analysis が行えるほどの evidence がない。
Archie Cochrane につきましては、拙著『婦人科がんの分子病理学と治療レジメン』のコラムもご参照ください。