t.test() コマンドを使い、独立2群を比較する。
通常は Excel 等で作成した CSV ファイルを R に読み込んで分析する。しかし、ここでは便宜的に以下の簡単なデータフレームを作成し、data という変数に格納しておく。
data = data.frame(手術方法 = c("内視鏡","開腹","開腹","内視鏡","内視鏡","内視鏡","開腹","開腹"), 手術時間 = c(60,50,100,90,30,40,80,90), 出血量 = c(15,100,90,20,18,20,120,90))
data の内容を確認する。
data
手術方法(内視鏡か開腹か)によって data を2群にグループ分けする。
A = data[data$手術方法 == "内視鏡",] B = data[data$手術方法 == "開腹",]
A 群、B 群の手術時間と出血量を Student t test で比較する。P 値だけでなくA 群、B 群それぞれの平均や、その差の信頼区間等も計算されて表示される。
t.test(A$手術時間, B$手術時間, var.equal = T) #手術時間 t.test(A$出血量, B$出血量, var.equal = T) #出血量
古典的な Student t test 以外は、以下のようにする。
t.test(A$手術時間, B$手術時間) # Welch t test wilcox.test(A$手術時間, B$手術時間) # Wilcoxon rank sum test