卵巣癌に対する TC、ddTC、wTC の比較

卵巣癌に対する治療として日本で行われた Phase III の JGOG 3016試験によれば、dose dense TC(ddTC)療法はTC(PTX + CBDCA)療法と比較して PFS(Progression free survival)OS(Overall survival)も延長するとされた。しかし、この結果に対する追試という意味でヨーロッパを中心に行われた Phase III の ICON8試験では、TC、ddTC、weekly TC(wTC)の3群で、PFS に差は認められなかった。

ICON8試験の対象者は以下の通り。
(1) イギリス、韓国、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、メキシコの卵巣癌患者
(2) FIGO IC-IV 期
(3) 最初に手術、または NAC(neoadjuvant chemotherapy)後に手術
(4) TC 522名、ddTC 523名、wTC 521名の3群で比較

【結果(PFS 中央値)】
TC 17.7カ月
ddTC 20.8カ月
wTC 21.0カ月

JGOG 3016試験では、TC に319名、ddTC に312名を割り付け、PFS 中央値は TC が17.2カ月、ddTC が28.0カ月で、差があるとされた。