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婦人科がんcancer

卵巣癌臨床進行期

卵巣癌臨床進行期(FIGO 2014、TNM 分類)

臨床進行期 TNM 分類 腫瘍
I期 T1-N0-M0 卵巣に限局
 IA期 T1a-N0-M0 一側の卵巣に限局、被膜破綻・浸潤なし、腹水(洗浄)細胞診陰性
 IB期 T1b-N0-M0 両側の卵巣に限局、被膜破綻・浸潤なし、腹水(洗浄)細胞診陰性
 IC期 T1c-N0-M0 一側または両側の卵巣に限局するが、以下のいずれかを認める
  IC1期 T1c1-N0-M0 手術操作による被膜破綻
  IC2期 T1c2-N0-M0 自然被膜破綻または被膜浸潤
  IC3期 T1c3-N0-M 腹水(洗浄)細胞診陽
II期 T2-N0-M0 小骨盤に進展する、あるいは原発性腹膜癌
 IIA期 T2a-N0-M0 進展が子宮あるいは卵管に及ぶ
 IIB期 T2b-N0-M0 他の骨盤内腹腔内臓器に進展する
III期 骨盤外の腹膜播種あるいは後腹膜リンパ節転移を認める
 IIIA1期 T1/T2-N1-M0 後腹膜リンパ節転移のみ
  IIIA1(i) 期 転移最大径10 mm 以下
  IIIA2(ii) 期 転移最大径10 mm 超
 IIIA2期 T3a2-N0/N1-M0 骨盤外に顕微鏡的播種を認める
 IIIB期 T3b-N0/N1-M0 最大径 2 cm 以下の腹膜播種
 IIIC期 T3c-N0/N1-M0 最大径 2 cm 超の腹膜播種(肝脾表面を含む)
IV期 Any T, any N, M1 遠隔転移
 IVA期 胸水細胞診陽性
 IVB期 実質臓器転移または腹腔外転移(鼠径リンパ節転移を含む)

臨床進行期別治療方針は拙著『婦人科がんの化学療法ー改定第2版』をご参照ください。

【参照ページ】
Staging classification for cancer of the ovary, fallopian tube, and peritoneum.
Prat J; FIGO Committee on Gynecologic Oncology.


How is ovarian cancer staged?
American Cancer Society.

子宮体癌臨床進行期

子宮体癌臨床進行期(FIGO 2008、TNM 分類)

臨床進行期 TNM 分類 腫瘍
I期 T1-N0-M0 子宮体部〜子宮頸管上皮に限局。
 IA期 T1a-N0-M0 筋層浸潤 1/2 以内。
 IB期 T1b-N0-M0 筋層浸潤 1/2 以上。
II期 T2-N0-M0 子宮頸部間質に浸潤。
III期 T3-N0/N1/N2-M0 子宮外へ進展。
 IIIA期 T3a-N0-M0 子宮漿膜または附属器へ浸潤。
 IIIB期 T3b-N0-M0 腟または子宮傍結合織へ浸潤。
 IIIC1期 T1/T2/T3-N1-M0 骨盤リンパ節転移。
 IIIC2期 T1/T2/T3-N2-M0 傍大動脈リンパ節転移。
IV期 膀胱・腸粘膜浸潤、遠隔転移
 IVA期 T4, any N, M0 膀胱・腸粘膜浸潤
 IVB期 T4, any N, M1 遠隔転移(上腹部転移、大網転移を含む)

臨床進行期別治療方針は拙著『婦人科がんの化学療法ー改定第2版』をご参照ください。

【参照ページ】
Revised FIGO staging for carcinoma of the endometrium.

How is endometrial cancer staged?
American Cancer Society.

子宮頚癌臨床進行期

子宮頚癌臨床進行期(FIGO 2008、TNM 分類)

臨床進行期 TNM 分類 腫瘍
I期 T1-N0-M0 子宮頸部に限局
 IA期 T1a-N0-M0 顕微鏡でのみ病変を確認できる。広がりが 7 mm を超えない。
  IA1期 T1a1-N0-M0 間質浸潤 3 mm 以内
  IA2期 T1a2-N0-M0 間質浸潤 3 mm を超え、5 mm 以内
 IB期 T1b-N0-M0 子宮頸部に限局し、肉眼的に確認できるか、IA 期を超える。
  IB1期 T1b1-N0-M0 病変 4 cm 以内
  IB2期 T1b2-N0-M0 病変 4 cm を超える。
II期 T2-N0-M0 病変が子宮頸部を超えるが、骨盤壁や腟壁下1/3に達しない。
 IIA期 T2a-N0-M0 腟壁浸潤を認めるが子宮傍組織浸潤を認めない。
  IIA1期* T2a1-N0-M0 病変が 4 cm 以内
  IIA2期* T2a2-N0-M0 病変が 4 cm を超える
 IIB期 T2b-N0-M0 子宮傍組織浸潤を認める。
III期 T3-N0-M0 病変が骨盤壁に達するか、腟壁下1/3に達する。
 IIIA期 T3a-N1-M0 病変が腟壁下1/3に達する。
 IIIB期 T3b-N0-M0/ T1-3, N1, M0 病変が骨盤壁に達するか、水腎・無機能腎を合併する。
IV期 遠隔転移
 IVA期 T4-N0-M0 膀胱または直腸粘膜に浸潤する。
 IVB期 Any T, any N, M1 小骨盤を超えて広がる。

臨床進行期別治療方針は拙著『婦人科がんの化学療法ー改定第2版』をご参照ください。

*日本産科婦人科学会では IIA1期、IIA2期を区別しない。

【参照ページ】
Revised FIGO staging for carcinoma of the vulva, cervix, and endometrium.
Pecorelli S.


How is cervical cancer staged?
American Cancer Society.

管理人

Junji Mitsushita

自治医科大学附属さいたま医療センター・総合医学2(婦人科)講師(2016/9/30 退職)
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